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SOFT meets PAN TAM~Message to the Sun~ 2LP

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First analog release of "TAM," a 2010 joint album by veteran Kyoto band SOFT and DJ/producer JUZU a.k.a. MOOCHY

Tam's heart and your heart
Become one with soft bread
(UA/singer)


JUZU a.k.a. MOOCHY (J.A.K.A.M.) is a DJ/producer who has always been progressive with his original vision that transcends genres. The collaboration between JUZU a.k.a. MOOCHY and SOFT, a space jam band based in Kyoto, Japan, was combined with a steelpan performance recorded in the Caribbean island nation of Trinidad and Tobago, to create a picture book with music, "Soft Meets Pan", released in 2010 by CROSSPOINT, which was led by JUZU a.k.a. MOOCHY. Soft Meets Pan / Tam ~Message to The Sun~" is now available in analog form.

DJ/producer Chee Shimizu, who was impressed by the genre-less diversity and perfection of this work, as well as its pure energy as music, and who had been longing for an analog version of the sound source, approached his old friend JUZU a.k.a. MOOCHY to reproduce it as a 2-disc reproduced as an analog LP.



SOFT & JUZU a.k.a. MOOCHY met steelpan. What was born from this encounter was a five-step music journey that connects a small Caribbean country with the universe. Steelpan has become very popular in Japan in recent years as a healing instrument. This paradise instrument, also known as "the last acoustic instrument of the 20th century," is played by Earl Brooks, a leading pan player from Trinidad and Tobago, the birthplace of the steelpan, and Ken "Professor" Filmore, the country's No. 1 arranger and pan player. Professor" Filmore, the country's No. 1 arranger/pan player, also participated in the arrangements. The use of ethnic instruments such as the sitar and shekere contrasts vividly with SOFT, which delivers a series of thick grooves.

The mixers include JUZU a.k.a. MOOCHY, the producer of this album, Kuniyuki Takahashi, Naoyuki Uchida, Kensuke "JEBSKI" Kobayashi, and Tadashi Kondo a.k.a. KND (SOFT), KND(SOFT), each of whom has a unique mix that blends their own individuality. Analog remastering was done by SINKICHI, an engineer known for his work as a DJ and CHURASHIMA NAVIGATOR, and the artwork was designed by QOTAROO with drawings by Matsuri Uchida.

The artwork was designed by QOTAROO, with artwork by Matsuri Uchida and artwork by QOTAROO. TAM, which is the name of the label, is a group of music lovers who have been working together for many years.

TAM, it is a gift to all people who love music and to the children who will live in the future.


京都のベテラン・バンドSOFTとDJ/プロデューサーJUZU a.k.a. MOOCHYによる2010年合作アルバム『TAM』が初アナログ化

タムの心とあなたの心
ソフトなパンでひとつになる
(UA/歌手)


ジャンルを超越したオリジナルなヴィジョンで常に先進的な活動を続けるDJ/プロデューサー、JUZU a.k.a. MOOCHY(J.A.K.A.M.)。京都を拠点に長きにわたり活動を続けるスペース・ジャム・バンド、SOFT。両者による合作にカリブの島国トリニダード・トバゴで現地録音されたスティールパンの演奏を加え、2010年にJUZU a.k.a. MOOCHY主宰CROSSPOINTから発表された音楽付き絵本『Soft Meets Pan / Tam~Message to The Sun~タム お日様への伝言』がアナログ化される。

本作の持つジャンルレスな多様性と完成度の高さ、音楽としての純粋なエネルギーに感銘を受け、音源のアナログ化を長い間熱望していたDJ/プロデューサーのChee Shimizuが旧友であるJUZU a.k.a. MOOCHYに声をかけ、発表から11年のときを経た今、2枚組アナログLPとして再生。



SOFT & JUZU a.k.a. MOOCHYとスティールパンの出会い。そこから生まれたのは、カリブの小国と宇宙をつなぐ5通りのミュージック・ジャーニー。近年では癒し系楽器として日本でも高い人気を誇るスティールパン。〈20世紀最後のアコースティック楽器〉とも称されるこの楽園楽器を奏でるのは、スティールパンの生まれ故郷であるトリニダード・トバゴを代表するパン奏者、Earl Brooks。さらには、同国No.1のアレンジャー/パン奏者であるKen “Professor” Filmoreもアレンジに参加。シタールやシェケレといった民族楽器を用いながら、骨太のグルーヴを連発するSOFTと鮮やかなコントラストを描き出す。

ミキサー陣には、本作のプロデューサーであるJUZU a.k.a. MOOCHYを筆頭に、Kuniyuki Takahashi、Naoyuki Uchida、Kensuke "JEBSKI" Kobayashi、Tadashi Kondo a.k.a. KND(SOFT)を迎え、それぞれの個性が融和した秀逸なミックスを披露。アナログ・リマスタリングはDJやCHURASHIMA NAVIGATORとしての活動でも知られるエンジニアのSINKICHI、アートワークは、内田松里による作画をQOTAROOがデザイン。

また、高品質な国内プレスにこだわった本作は、昨今独自のレコード生産ラインを国内に確立したTUFF VINYLとタッグを組み、JUZU a.k.a. MOOCHY主宰CROSSPOINT、Chee Shimizu主宰17853 Recordsとのトリプル・ネーム・リリースとなる。

TAM、それは音楽を愛するすべてのひと、未来を生きる子供達への贈り物。

Artist:Soft meets Pan
Title:Tam
Label:CROSSPOINT / 17853 Records / TUFF VINYL
Format:2LP 500枚限定プレス
CatNo.:KOKO-100 / RF2LP005 / TBV-0022
定価:4,000円+税
発売日:2021年12月24日(金)

デジタル:Bandcamp 
https://crosspointproception.bandcamp.com/album/tam-message-to-the-sun-2


SIDE XX

BUNRI
Soft feat. Earl Brooks
Mixed by Kensuke "JEBSKI" Kobayashi

SIDE XY

ICHIGOICHIE
Soft feat. Earl Brooks
Mixed by Kuniyuki Takahashi

LUNAR
Soft feat. Dido, Serena
Steel pan arrangement by Ken Professor
Mixed by Naoyuki Uchida

SIDE YX

REBIRTH
Soft feat. Mungal Patasar & Earl Brooks
Mixed by Takashige "JAKAM” Miyawaki

SIDE YY

LANDING
Soft feat. Earl Brooks
Mixed by Tadashi Kondo a.k.a. KND



Soft : Ucon (Bass), SiMiZ (Guitar), Pon2 (Drums), Pretty (Percussions), Sab (Synthesizer) & Tama (Trumpet)


Horn arrangement & played by Shohei "YangBo” Kawamoto

Recording Engineer : Yoichi Watanabe (Trinidad) & Tadashi Kondo a.k.a. KND

Remastering for Vinyl : Sinkichi Kadoya (Koza BC Street Studio)

Artwork : Matsuri Uchida

Design : QOTAROO

Produced by Takashige "JAKAM” Miyawaki

Co-produce for Vinyl : Chee Shimizu

Production coordinator for Vinyl : Yuki Karube (TUFF VINYL)

(P) 2010 CROSSPOINT (C) 2021 Manufactured, Released & Distributed by TUFF VINYL
MADE IN JAPAN / STEREO / JASRAC

All rights of the producer and of the owner of the work reproduced reserved. unauthorized copying, hiring, lending, public performance, broadcasting and making transmittable of this record prohibited.


高品質国内プレスへの挑戦

 90年代初期、記録メディアとしてのアナログ·レコードの需要衰退とともに国内プレス·プラントが消滅の一途を辿るなか、東洋化成株式会社のみが辛うじてプレス事業を継続し、国内におけるアナログ·レコード製造の文化を死守してきた。しかし、2010年代以降、アナログ·レコードの世界的な需要拡大という予想だにしない大きな転換期が訪れ、シティ·ポップ、アンビエント/ニューエイジをはじめ70年代から80年代にここ日本で生まれた音楽とそのレコードが、中古盤市場/再発盤市場ともに世界的なブームとなっているが、それらの多くは大手レコード会社が原盤権を所有する音源で、権利関係や輸出入の問題も含めて、国内と海外の交互流通はいまだ確立されていない状況だ。流通の問題は私たちインディペンデント・レーベルにおいても同様である。

 私たちは90年代初頭よりDJとして、また、レコード·レーベル主宰者、レコード·ショップ経営者として、これまで長きにわたりアナログ·レコードと密接な関わりを持ち、ダンス·フロアとホーム·リスニング双方におけるアナログ·レコードのあり方を追求してきた。また、それぞれが主宰するレーベルや様々なプロジェクトにおいて、アナログ·レコードの製作を数多く経験し、アナログ·レコードの製造過程や作業行程を学んできた。海外プレスにおいても、自身のレーベルや他社とのプロジェクトにおいて数多く実践し、海外プラントでの製造を経験してきたが、音質面、製造コストや海外流通面でのメリットがある一方、クオリティ·コントロールの困難さや国内輸入コストなどのデメリットも感じてきた。同様に、国内製造したアナログ·レコードを海外の流通システムに乗せる難しさも実感し、大きな負担を抱えながらこの問題を解決するための糸口を探ってきた。

 私たちの大きな目標のひとつとして、国内プレスによる高品質なアナログ·レコードを製作することで、国内需要のみならず海外の市場においても特別な付加価値を見出し、現在の環境で出来得る限りの良質な国産アナログ·レコードを世界に届けたいと考えている。その目標の実現は決して容易なものではないが、それぞれの持てる力を結集し、国産アナログ·レコードの未来、可能性に向けての挑戦を続けたいと思っている。

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良質な国産アナログ·レコードを考える

 1981年、CBS/Sonyから発売された1枚のアルバムがある。日本人ジャズ·ピアニスト菊地雅章の『Susto』だ。70年代よりニューヨークを活動の拠点としていた氏は、1980年に米CBS Columbiaと専属契約と交わし、その第一弾としてリリースされたのがこのアルバムだ。現地ミュージシャンとともにニューヨークでレコーディングされたのち、日本でオーバー·ダブ·レコーディングとミックスが行われている。
 国内では通常盤と、<Master Sound>を採用した盤が発売された。 ハーフスピード·マスタリング、デジタル·マスタリング、ダイレクト·ディスクといった技術を導入した<Master Sound>を採用したディスクは当時、CBS/Sonyから数多く発売されているが、なかでも『Susto』は群を抜いて素晴らしい音質であると感じる。<Master Sound>盤に限らず、通常盤の『Susto』にも非常に高品位な音が刻み込まれている。厚みのある低域、豊かな中域、伸びのある高域を備えた明瞭な音像。わたしはこれまでにこのレコードを様々な環境下で再生してきた。クラブのサウンド·システム、ピュア·オーディオ·システム、民生用の廉価なオーディオ·システム、どのような環境においても実に素晴らしい音、音楽が聞こえてくる。 <Master Sound>に限らず、日本コロムビア/デノンの<MS Master Sonic>やPCM録音、素材へのこだわりなど、アナログ·レコードが音楽ソフトの主要なメディアだった時代の日本では、70年代から培われた技術による音質向上への意識が感じられるディスクが、レーベルやジャンルによらず数多く発売されている。

 デジタル技術の進歩がはじまった80年代における高音質国内プレスとして、ドイツのレーベルECM Recordsのタイトルをライセンスした国内盤の足跡も良い事例である。ECM Recordsは1969年にジャズ·ベーシストのManfred Eicherが設立したインディペンデント·レーベルで、ジャズに限らずワールド·ミュージック、現代音楽、実験音楽、クラシックなど、リリースされるタイトルは多岐にわたる。創設から50年を迎えた今も絶え間なく作品を発表し続け、インディペンデントとしては異例の成功を収めているが、その特徴として、レーベルの全作品において統一性のあるサウンド·プロダクションがなされていることで知られている。
 国内盤の製造は70年代よりポリドールとトリオ·レコードが担っていたが、オリジナル·ドイツ盤のクオリティには到底及ばず、「国内盤は音が良くない」という先入観をもつ国内のECMファンも少なくない。しかし1985年、ポリドールがECMの創設15周年を記念して、オリジナル·マスターからのダイレクト·デジタル·マスタリング、高品質材料を使用した特別重量盤<ECM Highest Quality>シリーズとしてリリースした再発盤は、レーベル·カラーを損なうことなく、国内盤ならではの繊細な音質を実現しており、製作に携わった方達の高い意識と並々ならぬ努力を感じる、優れた国内盤のひとつであると言える。

 同時代、あらたな記録メディアとしてのCDが登場し、1990年には主要メディアとしてのアナログ·レコードの役割は終わり、アナログ·レコード製造に関する技術開発も終焉を迎えた。70年代から80年代中期までに躍進した技術の背景には、高度経済成長の過渡期からバブル経済へと向かった時代の潤沢な資金の後押しがあったことは事実だが、成熟したアナログ技術と黎明のデジタル技術が混合した、今となってはある意味奇跡的な事象であったのかもしれない。
 ドイツのある老舗プラントでは、80年代初期にTELDEC社とNeuman社が開発したDMM(ダイレクト·メタル·マスタリング)が現在も活用されるなど、当時の技術は現在の製作現場においても採用されているが、レコーディング/マスタリング環境を含め、上述のような贅を尽くしたアナログ·レコード製作技術を現在に再現することは困難である。しかし、過去に製作された国産のアナログ·レコードには、今後の製作においても参考にすべきものが数多くあり、アナログ·モデリングをはじめデジタル技術が飛躍的に向上した今、それらのクオリティに匹敵する、もしくはそれらを凌駕するものを製作することも不可能ではないと考える。 
先述のとおり、昨今は日本で生まれた様々なジャンルの音楽/レコードが世界的なブームとなっており、帯のような日本ならではのパッケージングも海外で流行しているが、国産アナログ·レコードの音質/品質に対する評価の声をあまり聞くことはない。無論、リスナーとっては音楽そのものが最も重要であり、ディスクの品質に目を向けるのは一部の好事家だけかもしれないが、アナログ·レコードは総合芸術であり、良質なアナログ·レコードとは再生環境によらず聴き手の胸を打つ音楽、音が刻み込まれたものだと考える。「最近の国内盤は音が良い」、そう言われる日が来るために何をすべきか、考える必要があるのではないだろうか。

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